先延ばしの癖②

「先延ばしの癖」の具体的な克服方法として以下4つを挙げてみます。

1 やらなくてはならない課題を減らす。つまり優先順位をつける。

人は欲張りで他人と比べる生き物です。でも本当に自分にとって必要なものって何でしょうか。学生さんなら、今の成績だけに囚われることなく少し先の自分、どんな職業人になりたいかなどを考えてみてはどうでしょうか。

2 自己肯定感を高める。

他人と比べることなくありのままの自分の存在を受け入れる感覚のことです。日本の若者が特に持ちにくいとされている感覚です。完璧主義や承認欲求が強い人は自己肯定感が低くなりがちです。まずは自分のこのような特徴に気がつき、小さな課題から始めるにあたっていきなり大きな成果を求めないことです。朝のひと勉強やひと仕事、おそらく数分間。これを次の日もまた次の日も繰り返してみてください。。これには忍耐力が必要になりますが、習慣になる頃には自己肯定感も高まっっていることでしょう。

3 課題の内容、処理時間を書き出してみる。

ただし内容を増やしたり処理時間を短く見積もったりしてはいけません。

4 その日の終わりに先延ばし癖に使ってしまった時間と、課題をこなした時間を簡単なグラフなどにして、可視化してみましょう。

先延ばし癖を克服することで目標を達成することも可能になるでしょう。同時に今の自分を受け入れ、主体的に人生を歩んでいきましょう。私個人もこの方法で大きな成果を求めることなく、小さな歩みで進んでおります。

 

参考:一般社団法人日本産業カウンセラー協会

「Self-Sabotage」(lskra Fileva Ph.D)